コーナーラック | |
先日作製したトリマー用多目的治具を使って、画像のような コーナーラックを作ってみました この画像を見られて、上下逆さまでは?と、思われた方は、めちゃするどいお方・・・・・かな? そうです・・・逆さまに置いてあるだけです・・・と、言うのはうそっ! 実はこれで正規の状態なんです。逆さまと思われた方は、少々頭が硬くなってるのかも?(笑) 理由は、後ほどおわかりいただけます 13mm厚のファルカタ集成材を用い棚板を大入れで組んでいます 概寸 W:150 D:210 H:600mm 平成20年3月27日製作 |
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(製作過程) 図面も書かずに現物合わせで作りましたが、大まかな木取りは既に終わった状況からスタートします 画像は、加工前の棚板を用いて治具を調整している状況ですが、側板への墨付けはこのように一線しか引きません(左端の方に墨線をご覧いただけると思います) 溝を掘る位置さえわかれば、溝幅は治具に委ねるだけでいいので墨入れも省略でき、効率的です (蛇足) 画像のクランプは、かなり以前に買ったものですが、作業台に穴を開ける必要があるので、これまで使ってませんでした。今回、作業台に穴を開け初使用です・・・結構使い勝手がいいと思います |
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大入れ用の溝は深さ5mm掘ることにしましたが、一度に5mm掘ると欠けやささくれが出やすいので、急遽画像のような補助具を作りました と、言っても単なる4mm厚のベニヤを、矢印のように大入れ用治具の中に収まるように切っただけですが、トリマービット出代を5mmに固定したままで深さ1mmと5mmを掘ることができるので溝掘りには欠かせないかも? (またしても蛇足です) ビット出代(5mm)−これの厚み(4mm)=1mm 結果、見事に溝が掘れました・・・ところが・・・なんとっ!画像が、ありませんっ!撮り忘れました。まことにすみませぬ!(ペコッ) |
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150mm×200mmの変形の扇型棚板をジグソーで切断している状況ですが、このジグソーは重心が低く安定してるので、墨線を追いやすいため、フリーハンドで切断しましたが、そこそこうまく切断することができました |
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棚板は3枚作りますが、うち1枚だけをベルトサンダーテーブルで成形加工します。材をフェンスに押し付けながら時計方向に回転させ研磨しています |
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で、成形加工の完了したのが左の棚板で、右は墨線より1〜2mm大き目に切断した棚板です |
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1枚だけ成形加工した棚板をテンプレートにして、残る2枚の棚板をパターンビットで加工します |
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全ての加工やサンディングも終わり、ボンド付けによる本組中の状況ですが、これを圧締できるようなクランプは、当然持ち合わせていませんので、ご覧のようにベルトクランプと荷締ベルトで圧締しました |
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クランプ類を外し、本組が終了した状況です パターンビットで習い加工した棚板2枚の木口に焦げ目が見られますが、濃い目の塗装をするので問題ないでしょう? それにしてもトリマーが悪いとすぐに焦げ目がついてしまいます。 んっ?腕が悪い?ファイナルアンサー? ざんね〜〜ん!残念ながら不正解です。正解は両方共悪いでした |
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溝を掘り終えた際の写真を撮り忘れてたので、本組完了後の棚板と側板の大入れの状況をUPしてみました ねっ!「結果、見事に溝が掘れました」は、あながちオーバーじゃないでしょ? トリマー用多目的治具を作るまでは、こうはいきませんでしたので、やっぱり治具は未熟な腕を補ってくれますね? |
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側板相互は、画像のような接合にしましたが、これもトリマーで 6mm段欠きしています |
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塗装は、オイルステインのけやきを2度塗りした後、クリアニスを1回だけ塗って完了としました 念のため申し上げますが、決して本立てではありませんっ! この状態で塗装したため、横置きの画像になっただけのことです。 蛇足ばかりするなっ!ですね?すんませ〜ん |
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出来上がったコーナーラックを、当然コーナーに設置してみました (壁材用の胴縁にビス8本で固定しています) ねっ?やっぱり上下逆じゃないでしょ?でも、なにかしっくりきませんよね?わかります・・・わかりますともそのお気持ち |
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これならどうですか?コーナーラックの上部に同じ材で作った 棚板(約90cm)を1枚のせてるんですけど・・・まだしっくりorすっきりしませんか? マウスオン画像(少し魚眼がかかっていますが)を見ていただくと、モヤが晴れますよっ!きっと?多分? |
![]() ロールオーバー画像 |
棚板を、変形の扇型にしたのは、こんな理由だったのです そうです・・・大きめの内開き扉を開けると、ラックとの隙間は1cm 程度です |
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設置場所は?もうおわかりですよね?そうです・・・トイレのコーナーなんです それにしても油性ニスはなかなか臭いが消えません。窓を全開し、換気扇を一日中回し放しにしていたのにまだくさい〜っ! 皆さん、狭い部屋に設置する際は、塗料のにおいが完全に消えてからにしましょう・・・・・あったりっまえっ!のことですねっ |
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作業用椅子 | |
画像は、作業場で使用する椅子の完成した状況です 一応四方転びにしていますが、足の傾斜角度は5度なので、脚部が接地する部分の面積は、座板面積よりわずかに広い程度です 材には、いつものようにSPF2×4材を用いていますが、今回の継手は、ダボと相欠き継ぎだけで組んでいます 座板寸法 W:400 D:240 H:585mm 平成20年5月6日製作 |
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(製作過程) 図面も書かずに取り掛かりましたので、先ずは座板を準備して、後は現物合わせで作ることにしました 画像は、座板用の2×4材を接ぎ合わせ中の状況です SPF2×4材の面を落とし、幅約80mmにしたものを3枚接ぎ合わせています |
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接ぎ合わせには、のほほんさんのアイデアを拝借し、ビスケットもどきで接ぎました トリマーテーブルで溝を掘り、左に見える木片をビスケット代わりに挿入するだけなので簡単ですが、強度も十分あります のほほんさん、ありがとうございました |
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出来上がった座板の裏面に脚の取付位置を鉛筆で何度も書いては消し、ようやく決定した位置を基に脚の傾斜角度を決め、脚および貫を切断することにしました 以前作製した簡易マイターゲージは、これまで直角切断にしか使ったことがなかったのですが、今回初めて、角度切りするのに用いました マイターゲージを固定したまま、5度の角度切りが必要な、計12箇所を一度に全て切断したので、基本的にはうまく接合できるはずですよね? 簡易マイターゲージ作製後1年ぶりに役に立ちました・・・めちゃめちゃ先見の明があるでしょ?(笑) |
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脚部先端等へのダボ穴開けは、画像のように、作業台に5度傾斜させて固定した端材に加工材をクランプし、簡易ドリルスタンドで開けたので、胴付きに対して直角に穴が開くことになります これにより、座板へも垂直の穴を開ければいいことになります・・・おわかりいただけますよね?・・・あたり前のことを聞くなっ!ですね?まことにすみませぬっ |
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で、全ての部材の寸法切り(角度切り)と、ダボ穴開け等が完了した状況です 脚部には、2×4材を約38×40mmに加工したものを、貫には、約30mm角に加工したものを用いています |
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仮組してみました。ほぞは全く用いず、ダボだけで組んだ仮組の椅子に腰掛けてみると、意外や意外、結構しっかりしているから不思議です やっぱり、脚を傾斜させたのと、全ての切断箇所を同一角度で一度に切断したのがよかったようです |
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うまく接合できることを確認できたので、仮組解体後、面取りやサンディングも終わり、ボンド付けによる本組中の状況です 座板と脚部の圧締にクランプ方法を少しだけ工夫してみました |
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クランプ類を外し、本組が終了した状況です(ピンボケ画像ですみませんっ) 早速、腰掛けてみたところ、チョイ掛けにはちょうどいい高さなんですが、深く腰掛けると足先が浮いてしまいます ん〜〜む!少し高すぎたようです・・・でも、図面も書かずに製作にかかったので、こんなこともあろうと、脚を切断できるように、あらかじめ貫の高さは少し高目にしていました(あんたはえらいっ?) この時の全高 650mm |
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結局、折角面取りまでしていた脚を、4本とも切るはめになってしまいました(とほほ) 画像は、切断の終わった状況ですが、右下のプロトラクターは、使い難いので分度器部分に木片を貼り付け、これで墨線を引いてから、丸のこと、丸のこ補助定規でカットしました(カット長さ:65mm) 本当は、墨線を引かなくても丸のこ補助定規だけでカットできるのですが、角度切りする面を間違うと大変なので、念のため墨線を引いてからカットしました。めちゃ慎重な面もあるでしょ? |
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脚部を短くして、今度こそ本当に本組完了です。これで深く腰掛けられるようになりました マウスオンは、単に異なるアングルで撮った画像です (参考) 座板寸法 W:400 D:240mm 脚部上端 W:330 D:210mm 脚部下端 W:410 D:260mm 全高 585mm 5度傾斜させただけですが、この寸法からも脚の開き具合をおわかりいただけるでしょ? |
![]() ロールオーバー画像 |
塗装は、保有塗料の中からもっとも苦手な油性カラーニスをあえて選択し、座板をウォールナット色、それ以外の部分をチーク色で塗り、作業用椅子の完成した状況です マウスオンは、これも単に異なるアングルの画像です |
![]() ロールオーバー画像 |
座板と脚部の接合箇所は、こんな感じになっています。マイターゲージを固定したまま一度に全ての箇所を切断したことと、厚締方法の工夫により、結構うまく接合できたと思っています(いつもどおりの自己満足です) |
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