簡易テーブルソー用治具の改良

長い間更新していなかったHPですが、最近治具を少しだけ改良したのでご紹介します。(令和4年1月)

直角切断専用スレッドの作製

簡易テーブルソーによる横切りは、これまでは全て画像の簡易マイターゲージで行っていました
簡易マイターゲージでも特に大きな問題はなかったのですが、より安全に切断できるよう画像のような直角専用スレッドを作製しました

もっともスレッド(そり)と名乗っていますが、実態は材料を載せる部分は無いためスレッドもどきですよね?

でも、これまで1本だけだったガイド溝を2本にしてスレッドらしくしてみたので、結構使い易くなりました

大半の部材は12mm厚の杉板を用いていますが、ガイドバーにはラワンを用いてます

完成後にオイルフィニッシュを塗布しました
一般的なスレッド風にしなかった理由は、お分かりですよね?

そうなんです。刃高を少しでも稼ぎたいのでこんな形状にしたものです

もっとも天板にフローリング材を用いているため、元々滑りはいいのであえて「そり」部分をなくしましたが、特に問題はないようです

令和4年1月作製
縦挽きフェンス改良
縦挽き用フェンスも全面的に作り替えました

これまでは画像のフェンスを使っていました
ココで紹介しています

これでも特に大きな問題はなかったのですが、ユーチューブで紹介されている、いろんなフェンスを見ていると、つい作り替えたくなってしまったと言うのが本音です
ユーチューブで紹介されているたくさんの縦挽きフェンスの中から、私の簡易テーブルソーに最も適合すると思ったものを真似させていただきました

これまでのフェンス同様テーブルを挟み付ける構造のため、簡易テーブルソーを改良する必要がないのが採用した最も大きな理由です

前後の板を締め付けるボルトにはM8の長ボルトを用いています

部材の大半は、元のフェンスを分解したものを用いたのでSPF材です
簡易テーブルソーの後面から見た状況です

爪付きナットが手持ちに無かったので、M8の六角ナットを型掘りして埋め込んだのですが、柔らかいSPF材のため空回りして何の役にも立ちません

やむを得ずナットの周りに回り止めのビスを3本打ち空回りを防ぎました

コロナが怖くてHCへ行けないため、余分な労力を強いられました

上部の隙間をラワンベニヤ(5.5mm厚)でフタして完成です

塗るのが簡単なので、最近お気に入りのオイルフィニッシュで塗装しています

テーブルソー後面から見た画像です

肝心の使い勝手と精度ですが、手間を掛けたので少しは上がったと思い込むことにしています

令和4年1月作製