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道工具・治具その1

作 業 台


作業場に屋根を設けたので、待望の作業台を作りました

脚に用いたのは95mm角の松と88mm角の杉で、いずれも
近所の大工さんに以前もらっていたものを使用しました

幕板および貫には2×4の面取り部をカットし、幅80mmに
加工したものをホゾ組しました
作業台躯体の完成

天板には、コンパネ2枚をボンドで貼り合わせたものを、ビス留めしていますので、表面が傷んだ場合はひっくり返すこともできます

サイズは、W=1200 D=600mmで、高さは、保有している
万能作業台に合わせて792mmにしましたが、通常の場合
私には少し低すぎます

ただ、作業台上で、低いうま台を使うことも多いので、その際には、丁度いい高さになります

中貫代わりの棚板にも、コンパネの2枚重ねを用いています
作業台の完成


コンパネ木口と幕板を面一にしていますので、どこでも
クランプを固定することができます
作業台へのクランプ取付状況
【作業台へのトレー取付】

作業台の上に置いた鉛筆や、直尺等の小物類を探し回ったり、作業台から落としてしまうのは私だけ?

特に私は、ブロワーで吹き飛ばしてしまうことが多いので、
小物入れ用に、作業台の幅一杯で、奥行き約75mm、深さ
約55mmのトレーを作製し、画像のように作業台後部に取付てみました

作業台後部の幕板を利用し、杉板で囲っただけの簡単なものですが、これで少しはましになるかな?

マウスオン画像は、作製中の模様です


               平成19年1月17日追加UP
作業台トレー作製中の模様
ロールオーバー画像


トレー作製のため、前方へ移動していましたが、通常、作業台は、壁面に接するかたちで設置していますので、トレーが作業の支障になることはありません

とりあえず、小物類を入れてみたところ、結構便利よさそうなので、使えるかも?
作業台トレーに小物を入れてみた状況
【作業台へのスライド棚取付】

画像は、スライド棚を設置する前の状況ですが、既設の棚の上には、グラインダー、万力、ベルトサンダーテーブル等、 比較的重い工具類を常時のせていますので、使用時に取り出すのが困難な状況でした
既設棚板の状況

そこで、isuakiraさんの作業台を参考に、既設棚の右側部分にスライド棚を設けた状況です

スライド棚下部は、丸のこ用直線カット治具等を置けるように少し高くするとともに、前板もあえて付けていません

先日作製した簡易スピンドルサンダーも、ようやく定位置が見つかりました



                       平成20年7月21日作製
スライド棚を格納した状況

スライド棚は、幅600mm、奥行500mmですが、約350mm引き出せるので、工具類を取り出し易くなりました
スライド棚を引き出した状況

スライド機構は、システムキッチンの引き出しの構造を真似て作りました

画像は棚板を裏返した状況ですが、左のキャスターが既設棚板に取付した桟(レール)の上を転がります

右のキャスターは、スライド棚上部に設けたすり桟に接触しながら転がります。キャスターは、レールの最前部にも付けています
棚板裏面のキャスター

システムキッチンの引き出しが、閉まり際に奥の部分がストンっと、少し落ち、自動的に閉まりきるのを 是非ともやってみたくて、レール後部に窪みを設けました

これにより、スライド棚もストンっと自重で閉まりきるため、結構気持いいです
レールに窪みを設けた状況

これは、以前から設けていた固定式の作業台延長テーブルのようなものですが、スライド棚に用いた 12mm厚の合板が残ったため、今回天板と前板を取替しました

延長テーブルは、W:300 D:700mmですが、作業台と合わせると、幅は1,500mm強になるため、 3×6板の切断も無理なく行えます
延長テーブル

延長テーブルの下部には引き出しを設け、よく使用する小物類を入れています。引き出しの下部は端材置き場にしています
延長テーブルの引き出し
【作業台の改良】

狭い作業場を有効活用する一環として、作業台に引き出しを設けるとともに傍らに収納ボックスを設置しました
作業台改良内容
プロローグ(収納ボックスの設置)

全ては、作業台の棚上で、ほとんど使うことのない簡易スピンドルサンダー(矢印)が大威張り?していたことが始まりでした

一方、木工で出てくる端切れ材は、処分するまでの間、地面に置いたプラコンテナに入れていました
改良前の状況

松の荒材を相欠き継ぎとビスで組み、ベニヤの側板を張った簡単な収納ボックスの完成です

1×4材を留め継ぎで框組みにした扉も付けましたが、端切れ材を入れるために作ったものではありませんっ!(蛇足です)

W:370   H:550   D:600mm






                     平成21年4月29日作製
完成した収納ボックス

コンテナはやっぱり使用しますが、収納ボックスに載せることによりコンテナ上端が作業台天板より少しだけ低くなるようにしたので、端切れ材も捨て易く?なりました
コンテナを収納ボックスに載せた状況

収納ボックス内に簡易スピンドルサンダー等を移動収納しました(底板には残材のカラーコンパネを用いています)
収納ボックス内部の状況
エピローグ(引き出しの設置)

大威張りしていた簡易スピンドルサンダーがいなくなり、スペースが空いたので引き出しを作製設置した状況です

概寸 W:360 H:350(2段で) D:450mm






                     平成21年5月3日作製
引き出しを設置した状況

コンパネをビスだけで組んだ簡単構造の引き出しですが、収納力は結構あるので重宝しそうです
引き出しを引き出した状況

取っ手は、1×4材をU字溝ビットで掘り込み作製したものを前板の裏からビス留めしています
引き出しの取っ手

幕板へのクランプ取付に支障をきたさないよう、引き出しは幕板から約8cm引っ込めています
引き出し取付位置の状況

簡易テーブルソー

木工を始めるにあたり、最初に作ったのが、この簡易
テーブルソーです

本当は当然本格的なテーブルソーがほしかったのですが、
作業場環境に合わせて、やむなく収納庫からの出し入れに
容易な丸のこ台を作ることにしました

サイズは収納スペースに合わせてW:500 D:480 H:330と
小さいものですが、折りたたみ式にしている天板を広げると
Wは750mmになります(マウスオンで変わります)


ガイド用の溝(幅24mm)は、1本しか設けていませんが
特に問題は発生していませんし、天板に用いたフローリング
材は、滑りがいいので、結構長い材の横切りもなんなくこな
してくれます


電源スイッチにはブレーカーを付けていて、丸のこ本体の
スイッチは入れっ放しですのでブレーキがかかりませんが
そこはスローライフ木工です。あわてる必要は全くありま
せん。のこ刃の回転が完全に止まるのを悠然と確認して
から次の作業にかかるようにしています

平成20年5月ブレーキ機能を付加し全面改良→こちら
簡易テーブルソー収納状況

簡易テーブルソーの天板
ロールオーバー画像
定番のように丸のこ(165mm)を、天板の下部に取付した
だけのものです

天板はリフォームの際に残っていたフローリング材を2枚
重ねしたものですが、刃高をかせぐため、丸のこ取付部分
のみ1枚にしています

このため、刃高は最高45mmとなっていますが、木工に
用いる材料は現在のところ大半が2×4材ですので、特に
問題はありません

のこ刃の出を調整するボルトを長ボルトに変更し、高さ
調整を容易にできるようにしています
簡易テーブルソー裏面の様子

収納庫内に収められるように低くしていますが、使用時
には、やっぱり低すぎるので、簡易テーブルソー用の
台を作成し、作業台より約2mm高くして使っています


写真は、2×4材を横切りしている状況です


簡易テーブルソーを使用しない時は、作業用の椅子として
この台を使っています
簡易テーブルソーによる横切りの模様


のこ刃の直角確認は、切断した2枚の2×4材を簡易
テーブルソーの天板に写真のような向きで立て、スコヤ
で直角を見るとともに、2枚の板の間に隙間のないことを
確認する方法でやっています
のこ刃の直角確認方法


2枚の板を90度ずつ回転させ、今度は横切り治具の直角
確認をしている模様です

2×4材の面が残ったままの状態ですので、写真では
わかり難いのですが、ぴったりくっついています
横切り治具の直角確認方法

簡易テーブルソー用治具

【定寸カット治具】

何枚も同じ寸法の板が必要なベンチの座板を作る際、
急遽作った定寸カット用治具です

寸法調整はストッパーを移動させ、蝶ネジで固定する
ようにしています

また、テープ式のスケールを貼り付けていますので
墨付けはせず、いきなりカットしています


マウスを乗せると治具のみの写真に変わります

<平成19年5月全面改良>こちらをご覧下さい
定寸カット治具
ロールオーバー画像
【留め切り治具】

定番の留め切り治具も作りました 治具の裏面につけた
一方の角材は、ガイド用溝の中を滑りますが、もう一方の
角材は天板の側面に接触するようにしています

マウスを乗せると治具のみの写真に変わります
留め切り治具
ロールオーバー画像
【留め加工治具(2)】

木工を始めてすぐに作製した留め切り治具(↑)は、額縁等、幅の狭い材には十分な機能を有していると思いますが、幅広材の加工はできませんでした(刃高の関係で幅約40mmまでの材しか加工できなかった)

そこで、今回もまたisuakiraさんのアイデアを拝借し、画像のような留め加工治具を1×4材により作ってみました



                    平成20年10月7日作製
留め加工治具2

画像は、治具を裏返した状況です
留め加工治具2の裏面

治具を簡易テーブルソーにセットした状況です

左端に付けた角材がガイド溝の中を滑り、右端の材が天板側面に接触するようにしているのは、最初に作った留め切り治具↑と全く同じです
留め加工治具2を簡易テーブルソーにセットした状況

のこ刃を中心に左右に設けた加工材保持用の板は、各々45度傾斜させていますので、板同士は画像のように直角になっています

ところが、これの調整がめちゃ難しい〜〜っ!

前後面の固定用ビス穴の多さがそれを物語っていますよね?当初は各3箇所のビス留め予定だったのですが、何度も調整し、その都度ビス穴を開け直したので、ご覧のように各5箇所になってしまいました
直角確認状況

加工材は、このようにセットします

この治具を用いることにより、幅約200mmまでの材の留め加工を容易に行うことができるようになりましたが・・・・・一点だけ欠点があります

それは・・・・・仕上がり寸法が、のこ刃の厚み分だけ短くなることです。このため、加工材の寸法は、あらかじめのこ刃の厚み分だけ長くしておく必要があります

これについては、加工材保持用板の取付位置、方法を工夫することにより、解消できなくもないと思うのですが、調整がより難しくなるうえ、材の保持が困難になりそうなので却下しました
加工材をセットした状況

早速、この治具を用いて1×4材でサンプルを作ってみました
概ねうまく接合できていますが、完璧とは言えません

でも、このサンプルは、本来なら45度に傾斜させた治具の左右の面を使って切断加工するところを、左側のみ使って全ての面を切断したものなので、結構うまく45度が出ているのでは?と思っています(いつもどおりの自己満足ですっ)
留め加工治具2によるサンプル
ほぞ加工治具
【ほぞ加工治具】

ベンチの脚等短いもののほぞ加工は、これを作るまでは
横切りガイドだけで行っていましたが、材が不安定で
危険も伴うため、写真のような治具を作成しました

1×4材で作ったレールになる部分と、それにまたがって
材を支える部分の2つの部材で構成しています

レールの上を滑りやすくするため、材を支える部分の裏面
には敷居スベリを貼っています


マウスを乗せると加工する材をセットした写真に変わります
ほぞ加工治具
ロールオーバー画像

<ほぞ加工治具の改良>
   平成18年9月20日作製

改良前のほぞ加工治具は、1×4のレールを、ほぞ幅に
合わせて都度左右に移動、調整する必要があったため
微調整が面倒で難しい面がありました

このため、加工幅を容易に調整できるように、今回、一から
全てやり替えすることにしました

画像は、完成した「新ほぞ加工治具」の全体像です
新ほぞ加工治具の完成画像


新ほぞ加工治具に用いる部材は、2×4が1点、残りは
全て1×4材の計7点の部材で構成しています
新ほぞ加工治具の構成部材


画像は、ほぞ幅調整用のボルトを通す長穴をトリマーで
開けている状況です
ほぞ幅調整用ボルトを通す穴開けの模様


長穴を開け終わりました

ボルトはM6を使用しますが、幅約8mm、長さ約35mmで
開けています

ほぞの最大調整幅は、この長穴の約35mmということに
なりますが、これまでの作品はこれで全て対応できます

ほぞ幅調整用ボルトを通す穴の様子


台座になる2×4材への鬼目ナットの埋め込み状況です

台座への鬼目ナット埋め込み状況

各部材をビス留めして組立が完了しました

治具は、左側の台座部分と、それにまたがるように乗って
材を支える部分から構成されています

台座部分に付いている細い角材が、簡易テーブルソーの
ガイド溝の中に入ります

材を支える部分は、ほぞ幅調整用ノブで台座に固定され、
治具全体が簡易テーブルソー天板の上を滑るようになって
います
新ほぞ加工治具組立完了図
ロールオーバー画像


早速、ほぞを加工してみました

画像ではクランプで材を固定していますが、手で支える
だけでも、さほど危険性もなくカットすることができます
加工材を治具に固定した様子


画像は、新ほぞ加工治具および定寸カット治具を用いて
加工した四方胴付きほぞの状況です


ほぞの幅と厚み方向で、切断幅を変えてみましたが
容易に調整することができ、先ずは改良大成功です
四方胴付きほぞの加工完了図
縦挽き用フェンス
【縦挽き用フェンス】


これまでの木工作品は、大半が2×4材を挽き割り、作成
したものですが、縦挽きに使用しているのが、このフェンス
です


1×4材をビス&ボンドで固定しただけのものですが
のこ刃とフェンスの間隔を、その都度測り、蝶ネジで
フェンスを固定して使用しています


長い材を挽き割る際は、作業台の長手方向に簡易テーブル
ソーを移動して使用しますので、2×4材なら問題なく挽き
割ることができます


マウスを乗せると治具のみの写真に変わります
縦挽きフェンス
ロールオーバー画像

<縦挽き用フェンスの改良>  平成18年9月23日作製

ほぞ加工治具に続いて縦挽き用フェンスも改良しました

と、言ってもフェンス固定部分だけの改良で、それ以外の
部分は、これまでのものと全く同じですが・・・・・

上の画像は、改良後の縦挽き用フェンスをセットした模様
です(マウスオンでフェンス単体画像に変わります)

これまでのフェンスは、蝶ネジを簡易テーブルソーの前面に
直接押し当て、固定していたため、下の画像のように幕板に
ボルトの痕跡が多数残ってしまいます

痕跡は残っても別にいいのですが、フェンス位置を調整
する際、ボルトが、どうしてもボルト痕に寄せられてしまう
ため、微調整がやり難い面がありました

このため、固定部分のみ改良することにしたものです
新縦挽き用フェンス
ロールオーバー画像
簡易テーブルソー前面のボルト痕

画像は、フェンス固定部分だけを撮ったものですが、ノブを
回すことにより、可動部の部材が簡易テーブルソー前面の
幕板に押し付けられ、固定できるようになっています

可動部のガイドバーには、M6のボルトを使っています

ロールオーバー画像は、フェンス固定部分の構成部材で、
ノブにつけたM6ボルトが当たる部分には、金具を取付して
います

縦挽きフェンス固定部分の構成部材
ロールオーバー画像



ガイドバーに使用したM6ボルトには収縮チューブを取付し、
ネジ山がバカ穴を通過する際に、ひっかからないように
しています(上の画像)

また、フェンスを使用しない時にも可動部分が離れないように
ガイドバーのボルトは、可動部分に取付した鬼目ナットと、
通常ナットのダブルナットにより固定しています(下の画像)

簡易テーブルソー前面に押し付ける面のため、埋め込んで
います

(参 考)
マウスオン画像は、可動部分に取付した鬼目ナットで、
この上に乗る通常ナットとのダブルナットで固定します

ボルトへの収縮チューブ取付状況
鬼目ナット埋め込み状況
ロールオーバー画像

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