オーディオラック | |
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久し振りの木工は、強度を最優先した武骨なオーディオラックです 継手の大半は、相欠き継ぎにより組んでます ラックを作るまでのコンポは、マウスオン画像のように座卓に載せていましたが、コンポの総重量は、約40kgもあるため、座卓は悲鳴をあげていました そこで、ラックを作ることにしたのですが、理由&きっかけは、もう一点あります・・・・・後ほど、すぐにおわかりいただけます W:546 D:450 H:650mm 施工時にかなり変更していますが、CADによる原設計図(PDF52kb) は、 ココに置いてあります(別窓で開きます) 平成25年3月15日製作 |
![]() ロールオーバー画像 |
(製作過程) 画像は、足場板用の杉の荒材で、幅約240mm、厚みは約35mmあります こんな板を買ったのには、もちろん理由があります。決して、オーディオラックを作るために買ったものではありませんっ 実は、耕運機等で水路をまたぐ際に使用する歩み板が腐食したため、取替すべく購入したもので、マウスオン画像のような歩み板を作った残材なんです でも、これを利用しない手はありませんので、懸案のオーディオラックの製作に取り掛かった・・・・・って、わけです |
![]() ロールオーバー画像 |
で、最初に行なったのは、この杉の荒材への電気カンナ掛けでした。でも、幅広の板に、電気カンナ(幅約80mm)を掛けると、必ず筋ができるんですよね? |
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手カンナと、ランダムアクションサンダーを用い、なんとか筋を消すことができたので、使える目途がたちましたが・・・・・ |
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画像のように、めちゃ反ってます。このままでは到底使いものにならないため、結局、半分の幅に挽き割って用いることにしました |
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足場用杉板は、棚板と天板に用いるのですが、他は、2バイ材と1バイ材を用いることにし、荒木取りの完了した状況です 脚部には、2バイ材を幅80mmに、幕板、貫にも2バイ材を幅50mmに製材したものを用います 幅50mmに挽き割った1バイ材は、左右の脚をつなぐのが主目的ですが、桟木(貫)の木口隠しも兼ねます |
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相欠き継ぎの溝は、いつものように簡易テーブルソーで大まかに切り込みを入れた後・・・・・ |
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やすりで成形し、画像のように溝を作りました |
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棚板を載せる桟木(貫)の木口は、1バイ材で隠れるのですが、天板を載せる幕板は、木口が見えないように、脚部を加工する必要があるため、画像のようにトリマーで掘り込みました トリマー用多目的治具が、久し振りに活躍してくれました |
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トリマーで掘った後、ノミで成形した状況です |
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天板、棚板とも、幕板および桟木(貫)の下部からビス留めするため、ドリルスタンドで深穴を開けている状況です |
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各部材の研磨や面取りも終え、ビス+ボンドによる本組が完了した状況です 前面は、木口が見えないようにしていますが、側面や背面は、木口もろ見えです |
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ビス穴も、前面だけ、ダボで埋めました |
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塗装には、有り合わせのオイルステインけやき色と、つや消しニスを用いました |
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早速、設置したラックの側面です。アンプを載せている棚板は、ラックの奥行き分(約450mm)ありますが、天板は、杉板が足りず、CDプレーヤーの奥行き分(約320mm)しかないため、横から見るとあまりいい格好ではありません でも、アンプの放熱のためには、これが最善と、自分を納得させるのに時間を要しなかったのは、いつものとおりです 本当は、3段にしたかったのですが、これも杉板が足りなかったため、やむを得ず2段で我慢することにしました |
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一番上の画像は、撮影用にスピーカーを移動させましたが、これではリスニングポジションがとれないため、実際の設置状況は、このようになってます 棚板下部を、300mm以上空けてるのは、ルンバが潜り込めるようにしたものです・・・・と、言うのは真っ赤なウソ・・・・・ルンバ持ってませんっ・・・・・アンプの操作性を考慮しただけのことです |
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