木工作品その13

卒塔婆立て

久し振りにUPした木工作品は、例によって簡単なものですが、法要を自宅で行う際に用いる卒塔婆(そとば)立てです

法要が終われば祭壇等と一緒に収納庫内にしまっておけるよう、接合はボルト止めとし、分解(組立)できるようにしています


(概寸)
W:237(柱内々172)  D:295  H:470mm





                      平成29年3月12日製作
(製作過程)

簡単な構造なので、図面は書かず、概寸だけ記したメモを基に、頭中に描いたイメージで製作に取り掛かりました

画像は、端材のSPF2×4材を適寸に製材のうえ、鬼目ナットおよびダボの取付や穴開けが終了した状況です

全ての接合箇所には、画像のように鬼目ナットを埋め込むとともに、回り止めにダボを埋め込んでいます

ちなみにボルトは、M5トラスボルト(ブラウン色)を用います

ダボには6×30mmのものを用い、木口に埋め込む方のみ、ボンド付けしています

画像中の「R」や「L」は、組立時にわかり易くするための表示です

トラスボルトで組み立ててみた状況です

各部の接合状況や、直角を確認したところ、特に問題はなかったので、この後分解し、サンディングと面取りを行いました

ボーズ面ビットによる面取りや、サンディングも終わり、再度組み立てた状況です

この後、塗装します

底面には、廃棄したミニコンポから外していた、小さいインシュレーターを取り付けています

これにより設置時の安定感が増したように思います

塗装には、有り合わせのオイルステイン(チーク色)と、つや消しニスを用いました


完成した卒塔婆立てに、まだ文字の書かれていない卒塔婆(市販品3.5尺=約105cm)を立て掛けてみた状況です


これを作るまでは、壁に持たせかけていたので、いつか作りたいと思いつつ数年経過した今回、ようやく製作しました


滅多に使うことのない卒塔婆立てですが、久々の木工を楽しむこともできたので、いつもどおり大満足です