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道工具・治具小ネタ集

六角棒レンチ

画像は、ドライバー型六角棒レンチとM6用鬼目ナットですが、ねじ込み式鬼目ナットを取付する際、こんなレンチがあれば便利いいのにと思われたことはありませんか?








                         平成20年5月作製
六角棒レンチと鬼目ナット

通常は、画像のような汎用品を使用するのですが、下穴を開けてから鬼目ナットをねじ込むだけなのに、真っすぐねじ込むのは結構難しいんですよね?
汎用の六角棒レンチ

六角棒レンチには画像のようなものも市販されていて以前は100均にも売られていましたが、ハンドル部分はT型のものしかありません

通常の六角穴付きボルト等を締めるのなら、力の入れ易いこの形状がベターなのですが、真っすぐねじ込むのには適していないと思い、購入しませんでした
市販の六角棒レンチ

で、これまでやっていた方法は、ソケット付きの六角棒レンチを用い、電動ドライバー等でねじ込んでいました

ピッチの大きい鬼目ナットですから、一瞬でねじ込むことができます

このレンチは上のレンチを何本か買えるくらいしますが、以前から保有してたのでこんな使い方をしていましたが、鬼目ナットのねじ込みには過剰過ぎます
ソケット式レンチ

そこで、差し替え式のドライバーを改造することにしました

滅多に使わないマイナス側をサンダーで切断し、6面をやすりで均等に削りました

差し替え式ドライバーの軸径は6.35mmでしたので、1面当たり
50回ほどしこしこ削ると6mm用六角棒レンチの出来上がりです

もちろんマウスオン画像のように通常のプラスドライバーとしても使えます

プラスドライバーに差し替えた状況
ロールオーバー画像

簡単そうに書きましたが、実態は、何回も削っては測り、鬼目ナットに合わせてみるを繰り返し、ようやく画像のように、ぴったり6.0mmに仕上げることができました

やすりで削った後、サンドペーパーをかけています
六角棒レンチ先端の径を測っている状況


早速使ってみました。めちゃ楽にねじ込むことができます
使用状況

研磨具


画像は、トリマーテーブルの脚部切断口を面取りした状況ですが、このような加工にはどんな道具を使われていますか?
脚部の面取り状況

私は通常、画像のような研磨具(手前の分)で面取りしています。かんなで面取りするより早くて簡単だし、木口の欠ける恐れがないので安心です(研磨具で面取りした後、サンドペーパー等で仕上げます)

赤い方は、市販のNTドレッサーそのもので、中目を付けていますが、手前の分は、荒目のやすり部分だけを購入し、自作の持ち手を取付しています(持ち手が高いんですよね?)

なによりいいのは、目詰まりが少なく長持ちする点だと思います。購入後3年ほどになりますが、まだまだ使えます



                         平成17年6月作製
研磨具

補助作業台


トリマーやジグソーを使う際、これまでは、作業台の上に画像のような低いうま台を通常2台置き、作業することが多かったのですが、クランプを取り付け難い面がありました
低いうま台


そこで、クランプを取り付け易いように、画像のような補助作業台を作ってみました
完成した補助作業台


画像のように、4面の外周、内面どこにでもクランプを取り付けできるので、使い易くなったと思います
クランプの取付状況


2×4材を相欠き継ぎとビスだけで組んだものですが、クランプをどこにでも取り付けできるように、脚の位置を天板の端から均等にずらしています


概寸 W:450 D:450 H:120mm



                         平成20年5月作製
補助作業台の裏面

ジグソー用治具

画像は、ジグソーでの直角(直線)切断用に作製した治具ですが、SPF1×4材を製材し、ビスだけで組んでいます

左右のガイドバーの間にジグソーのベースプレートが、はまるようにしています


概寸 300×450mm




                         平成20年5月作製
ジグソー用治具

長い材を荒木取りする際、これまでは画像(実際はこんな短い材の切断には用いませんが)のように、丸のこガイド定規を用いていたのですが、ジグソーが右へ右へと逃げるので、上手く切断することができませんでした

それなら、右側にもガイドバーを付けると上手くいくのでは?と、単純に考え作ったのが上の治具です
丸のこ補助定規による切断状況

材と治具を先日作った補助作業台にセットし、12mm厚の杉板を切断しようとしている状況です
治具の使用方法

治具は、各部を直角につなぎ合わせているので、ジグソーブレード挿入用の切り込みを墨線に合わせ、ガイドバーの間をジグソーを通すと、直角に切断できるはずですよね?

(残念ながらジグソーで切断中の画像は撮り忘れました)
治具をセットした状況のUP

ところが・・・何回やっても直角に切断できません。必ず画像のような切断結果になってしまいます。なんで?なんで?
切断後の直角確認中

右側のガイドバーには、アルミのベースプレートが強く接触することによりできる黒い接触痕が付いています
黒ずんだ右側のガイドバー
でも、左側のガイドバーには接触痕はほとんど付いていません

これは、ベースプレートとブレードが平行になってなく、ブレードが右方向に向いていることによるものと考えられます

このため、ベースプレートをいくら真っすぐ送っても、ブレードは柔らかいので切断面は曲がってしまうのでは?

フリーハンドで切断する分には問題ないのですが、定規を併用する際にはこれでは全く使いものになりません

電動工具にも当たり外れは必ずあると思いますが、これはハズレだったようです(泣)
左側のガイドバー

しかも残念なことに、ベースプレートもブレードも、向きを調整できる構造にはなっていません
ジグソー底部

外部で出来なきゃ、内部に出来る箇所があるのでは?と、ばらしてみた状況です

ところが、内部にも調整できるような箇所は全くありません

結局開けてやったことは、写真を撮っただけ!やむを得ず元に戻そうとしましたが、コンパクトなボディの分、組み立ても大変です。あっちが入ればこっちが入らないを何度も繰り返しようやく復元できました
分解したジグソー内部

あまりにも腹立つので、ベースプレートを削ってしまうことも考えましたが、うまく削る自信もありません

やむを得ず無い頭をふりしぼり考えたのが、斜めにプレートを追加することでした

で、100均のポリ製まな板で作ったプレートを、ベースプレートに追加した状況です
底部に追加したプレート

上から見たベースプレートと追加したポリ製プレートの状況です

白いポリ製プレートが、アルミのベースプレートに対して、わずかに斜めになっているのがおわかりいただけると思います(この分だけブレードの向きを修正したことになります)
追加したプレートの状況

改良?したジグソーに合うように治具もやり変え、再度テストカットします。わかり易くするため、太目の墨線を引き、墨線の外を挽いてみることにしました
切断前の墨線と治具

すると・・・画像のようにばっちり切断することができました
これなら十分使えますし、ジグソーを送るのがめちゃ軽くなりました(さっすがぁ〜)

やっぱりブレードが右方向に向いていたようです
ジグソー改良後の切断状況

ところがですよっ!これなら丸のこガイド定規でもなんら問題なく切断できるんです

改良前は右へ右へと逃げていたジグソーが、定規から離れなくなり、真っすぐ切断できるようになったんです

折角作った治具ですが、これでは置いておく意味はあまりないので、ボツにしてしまいました(とほほ)

ってことで、これは・・・ボツになった治具の紹介です(笑)
と、言うよりかジグソーの改良事例ですね?まことにすみませぬっ(ペコっ)
丸のこ補助定規による切断状況

木製スコヤ

かねてからもう少し大きいスコヤがほしいと思っていたのですが、HCで乱雑に置かれているスコヤを見ると、到底購入する気にはなりませんでした

で、自作することにしたのですが、金工技術は持ち合わせていないため、端材の栂(持ち手部分に使用)と、ラワンで画像のような木製スコヤを作ってみました(今のところ無塗装)


概寸 185×285mm




                         平成20年5月作製
木製スコヤ

ご覧のように、裏面(上の画像に対して)からもビスを2本留めていますので、計5本のスリムビスで固定しています

もっとも、調整は、中央のビス1本だけ留めた状態で行い、調整完了後に残り4本のビスを、木目に寄せられないよう慎重に小さい下穴を開けてから取り付けました

最終的に、隙間に瞬間接着剤を流し込みしています
木製スコヤ反対面

継手は、市販のスコヤと同じような形状にしています
継手の状況

作製したスコヤの精度確認状況です

先ず、木端の直線が出た板にスコヤを当て、矢印の部分に墨線を引きます
直角精度確認その1

次に、スコヤの向きを変え、墨線とのずれのないことを確認します

わかり難い画像ですが、撮影用に墨線とスコヤの間隔を少し空けています
直角精度確認その2

同様に、内側の面も左右向きを変え確認していますが、これも撮影用画像です(しつこいっ!・・・ですよね?)
直角精度確認その3

上記の方法で直角確認できたので、安物のスコヤ程度の精度はあると思っています
市販スコヤによる確認状況

もちろん100均の三角定規にも負けません・・・たぶん

もっとも木製ですので、伸び縮みや、反りたわみが出てきますが、作るものも木だし、腕も腕なのでこれで十分・・・と、思い込むことが自作道具や治具には最も肝要ですよね?
三角定規による確認状況

トリマービットスタンド

以前作製していたトリマービットスタンドが満杯になったため、やり変えようと思ったのですが、図体が大きくなってしまうので、新たに小型のスタンドを作製しました

2バイ材にΦ6mmの穴を開け、持ち手を付けただけのものですが、14本のビットを立てておくことができます

W:150 D:88 H:145mm




                       平成20年5月29日作製
2台目のビットスタンド

ビットの軸径と同じΦ6mmの穴なので、逆さまに向けてもビットが落ちないくらいきついです・・・ビットを抜く時に怪我をしないよう注意しましょう>自分
逆さまにした状況

持ち手部分は、1×4材をジグソーで大まかにカットした後、ドリルスタンドに取り付けたサンダーで削り、加工しました
丸棒サンダーをドリルスタンドにセットした状況

サンダー部は、Φ20mmの丸棒にサンドペーパーを両面テープで貼り付け、M6のボルトを軸代わりに付けただけのものなので、うまくセンターも出ていませんが、こんなものでも結構使えます
丸棒サンダー

これが最初に作ったビットスタンドです。台座に用いたSPF2×4材に穴を開けるだけではおもしろくないので、丸棒の持ち手を付けるとともに、側板(1×4材)への面取りも施してみました

16本のビットを立てられるようにしていましたが、当初から穴は2箇所しか残っていない状況でした

でも、台座と側板はビス留めし、穴をダボ埋めしているだけなので、足りなくなったら台座だけやり替えればいいと思っていました
(その時は)

W:270 D:80 H:140mm   平成19年3月23日作製
1台目のビットスタンド
側板の加工状況です。ビス穴は、以前にもご紹介した下のダボ作製用錐で作ったダボ(Φ8mm)で埋めています
埋木作製錐
側板の加工状況

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